ここには何回も書いてきたけど、楽曲を聴くときに編曲に注目して聴くようになったのは20年前のテキストサイトをやっていた頃の隣人さんたちの影響。
具体的に言えば、モーニング娘。とハロプロ(当時はハロプロという言葉はそこまで浸透していなかったが)の作詞作曲はつんく氏が一手に担っているが、編曲者は違うので編曲者によっての違いを見出そうというのがそもそもの始まりだったりする。
まあ音楽好きな人たちが集まった中で、つんく氏の話だけじゃつまらないからちょっと違う方向から掘ってみようか、そんなことだと思う。
初期のモーニング娘。の編曲に関わっていたのは森高千里さんのバンドメンバーの面々。
森高さんは芸能事務所・アップフロントエージェンシー(1999年当時・現アップフロントワークス)所属、90年代前半に音楽シーンを席捲したが90年代後半に入ると活動としては少し落ち着いていた。
モーニング娘。は1997年のテレビ東京『ASAYAN』のロックボーカリストオーディションを経て結成、アップフロントに所属することになる。
こうした経緯から森高さんの制作チームがモーニング娘。の制作に回ったと考えるのが構図としては分かりやすい。
つんく氏がまだ楽曲量産体制を整える前の話でDTMに不慣れだったことも理由の一つだろう。結果、当時のモーニング娘。楽曲には森高バンドの面々の生音が入ることとなった。
モーニング娘。とハロプロ初期の楽曲に多く携わった前嶋康明氏、高橋諭一氏、河野伸氏は皆森高制作チームの一員だ。
このメンバーに小西貴雄氏、鈴木俊介氏を加えると最初期の頃の楽曲はほぼほぼカバーできる。(何曲か例外はあるけれど))
前嶋康明氏
オルケスタ・デ・ラ・ルスのオリジナルメンバー。
森高千里バンドのキーボーディストでバンマスを務めていた。
主な編曲
モーニング娘。『サマーナイトタウン』『抱いてHOLD ON ME!』『Memory 青春の光』『Good Morning』『さみしい日』『おねがいネイル』『NIGHT OF TOKYO CITY』
山下智久『抱いてセニョリータ』
つりビット『バニラな空』『踊ろよ、フィッシュ』
初期のモーニング娘。ヒット曲を手がけた前嶋さん(2nd、3rd、4th)。イントロの名手で明るい曲でもどこか切ないようなポイントがあると思う。編曲の領域がどこまでか分からないが、コーラスの入れ方は前嶋さん担当曲だと本当に綺麗。
『NIGHT OF TOKYO CITY』(動画はOBのドリームモーニング娘。)
『さみしい日』(1999.4.18)
この時のキーボード弾いてるのは前嶋さんなのかな?(もう記憶定かならず)
高橋諭一氏
村下孝蔵氏のバックコーラスに始まり、森高千里バンドのギタリスト。アップフロントのライブのギタリストと言ったらこの方。森高さんの活動再開後はバンマスに。
どちらかといえばオーソドックスで目立たない編曲を手がける高橋さん。これはもちろん誉め言葉であって、ベーシックな部分を担えるのが高橋さん編曲だと思う。
主な編曲
モーニング娘。『A MEMORY OF SUMMER '98』『どうにかして土曜日』『ウソつきあんた』『せんこう花火』『シャボン玉』
カントリー娘。多数
より子。『ほんとはね。』(より子。との共編曲)
ソニン『ジグソーパズル』
『せんこう花火』
河野伸氏
キーボーディスト、森高千里バンドのメンバー。
その後、中島美嘉バンドのバンマスを長く務める。
アンジェラ・アキ、Crystal Kay、RIP SLYME、m-flo、坂本真綾らジャンルに関わらず数々のアーティストの編曲を担当。
R&Bに始まり、流れるようなピアノアレンジとストリングスアレンジが特徴。テレビドラマのBGM作曲者としても引っ張りだこに。
主な編曲
モーニング娘。『真夏の光線』『乙女の心理学』
モーニング娘。20th『タネはツバサ』
タンポポ『Motto』
黄色5『黄色いお空でBOOM BOOM BOOM』
太陽とシスコムーン『宇宙でLaTaTa』
ZYX『行くZYX! FLY HIGH』
テレビドラマサウンドトラック『世界の中心で、愛をさけぶ』『おっさんずラブ』(作・編曲)
タンポポ『Motto』
中島美嘉 - 雪の華 / THE FIRST TAKE
ピアノを弾いているのが河野さん
朔と亜紀 (ドラマ「世界の中心で愛を叫ぶ」サウンドトラック)
鈴木俊介氏
ギタリスト。初期からずっと現在もなおハロプロ楽曲の編曲に携わる。
アレンジはロック、ジャズ、ファンク寄り。なんと言ってもカッコいいギターフレーズが耳に残る。ベースラインを効かせた曲も多く、自分が編曲を気にするようになったのはこの方の存在が大きい。
主な編曲
モーニング娘。『好きで×5』『ダディドゥデドダディ!』『21世紀』『インスピレーション!』『でっかい宇宙に愛がある』『浪漫 〜MY DEAR BOY〜』
『泡沫サタデーナイト!』
モーニング娘。おとめ組『愛の園 〜Touch My Heart!〜』
安倍なつみ『トウモロコシと空と風』
タンポポ『わかってないじゃない』
COLOR『Stay with me』
樋井明日香『たったひとりの君』
モーニング娘。『ダディドゥデドダディ!』
モーニング娘。『インスピレーション!』
タンポポ『わかってないじゃない』(石黒ソロ)
小西貴雄氏。
キーボーディスト。
中西圭三氏との作曲活動を経てアレンジャーとして活躍。
小西さんは明るい曲、ロック寄りの曲、バラード、おちゃらけた曲、なんでもこなす万能アレンジャー。
『ふるさと』と『ミニモニ。ジャンケンぴょん!』と『ロマンスの神様』と『Woman』がまさか同じ編曲者だとは思わないよな…
主な編曲
モーニング娘。『Never Forget』『ふるさと』『忘れらんない』『愛車 ローンで』『Say Yeah! -もっとミラクルナイト-』『愛あらばIT'S ALL RIGHT』
タンポポ『ラストキッス』『愛の唄』『たんぽぽ (Single Version)』『ONE STEP』『聖なる鐘がひびく夜』
太陽とシスコムーン『月と太陽』
中澤裕子『悔し涙 ぽろり』
プッチモニ『BABY! 恋にKNOCK OUT!』
ミニモニ。『ミニモニ。ジャンケンぴょん!』『ミニモニ。テレフォン! リンリンリン』
松浦亜弥『100回のKISS』
Berryz工房『21時までのシンデレラ』
EE JUMP『おっととっと夏だぜ!』
中西圭三『Woman』(遠山淳と共編曲)
広瀬香美『ロマンスの神様』
ブラックビスケッツ『Timing』
タンポポ『ONE STEP』
この初期のアレンジャーたちの体制に変革をもたらしたのが1999年夏のダンス☆マンの登場だ。
『LOVEマシーン』『恋のダンスサイト』『八ッピーサマーウェディング』『恋愛レボリューション21』『ザ☆ピ〜ス!』と立て続けにヒット曲の編曲を担当。
基本はファンクミュージックながらもお祭りソング的な色は強くなり、結果として初期アレンジャーたちは徐々に離れ、モーニング娘。の音楽性も初期とはまったく違う路線に変わっていった。
モーニング娘。『LOVEマシーン』
モーニング娘。『DANCEするのだ!』(ダンス☆マン編曲)
この曲もベースラインかっこいいよね。
2000年代に入り、つんく氏の楽曲量産体制が整ったこと、ヒット曲の連発により初期投資の回収が終わったこと、『ASAYAN』の番組制作体制が変わり関係性が薄くなったこと、そしてこの初期編曲者たちが離れたこと(ダンス☆マンも離れるんだけどね)、色んな事が重なっていって2002年夏のハロマゲドンに繋がっていくのだと思うが、またそれは別の話…
具体的に言えば、モーニング娘。とハロプロ(当時はハロプロという言葉はそこまで浸透していなかったが)の作詞作曲はつんく氏が一手に担っているが、編曲者は違うので編曲者によっての違いを見出そうというのがそもそもの始まりだったりする。
まあ音楽好きな人たちが集まった中で、つんく氏の話だけじゃつまらないからちょっと違う方向から掘ってみようか、そんなことだと思う。
初期のモーニング娘。の編曲に関わっていたのは森高千里さんのバンドメンバーの面々。
森高さんは芸能事務所・アップフロントエージェンシー(1999年当時・現アップフロントワークス)所属、90年代前半に音楽シーンを席捲したが90年代後半に入ると活動としては少し落ち着いていた。
モーニング娘。は1997年のテレビ東京『ASAYAN』のロックボーカリストオーディションを経て結成、アップフロントに所属することになる。
こうした経緯から森高さんの制作チームがモーニング娘。の制作に回ったと考えるのが構図としては分かりやすい。
つんく氏がまだ楽曲量産体制を整える前の話でDTMに不慣れだったことも理由の一つだろう。結果、当時のモーニング娘。楽曲には森高バンドの面々の生音が入ることとなった。
モーニング娘。とハロプロ初期の楽曲に多く携わった前嶋康明氏、高橋諭一氏、河野伸氏は皆森高制作チームの一員だ。
このメンバーに小西貴雄氏、鈴木俊介氏を加えると最初期の頃の楽曲はほぼほぼカバーできる。(何曲か例外はあるけれど))
前嶋康明氏
オルケスタ・デ・ラ・ルスのオリジナルメンバー。
森高千里バンドのキーボーディストでバンマスを務めていた。
主な編曲
モーニング娘。『サマーナイトタウン』『抱いてHOLD ON ME!』『Memory 青春の光』『Good Morning』『さみしい日』『おねがいネイル』『NIGHT OF TOKYO CITY』
山下智久『抱いてセニョリータ』
つりビット『バニラな空』『踊ろよ、フィッシュ』
初期のモーニング娘。ヒット曲を手がけた前嶋さん(2nd、3rd、4th)。イントロの名手で明るい曲でもどこか切ないようなポイントがあると思う。編曲の領域がどこまでか分からないが、コーラスの入れ方は前嶋さん担当曲だと本当に綺麗。
『NIGHT OF TOKYO CITY』(動画はOBのドリームモーニング娘。)
『さみしい日』(1999.4.18)
この時のキーボード弾いてるのは前嶋さんなのかな?(もう記憶定かならず)
高橋諭一氏
村下孝蔵氏のバックコーラスに始まり、森高千里バンドのギタリスト。アップフロントのライブのギタリストと言ったらこの方。森高さんの活動再開後はバンマスに。
どちらかといえばオーソドックスで目立たない編曲を手がける高橋さん。これはもちろん誉め言葉であって、ベーシックな部分を担えるのが高橋さん編曲だと思う。
主な編曲
モーニング娘。『A MEMORY OF SUMMER '98』『どうにかして土曜日』『ウソつきあんた』『せんこう花火』『シャボン玉』
カントリー娘。多数
より子。『ほんとはね。』(より子。との共編曲)
ソニン『ジグソーパズル』
『せんこう花火』
河野伸氏
キーボーディスト、森高千里バンドのメンバー。
その後、中島美嘉バンドのバンマスを長く務める。
アンジェラ・アキ、Crystal Kay、RIP SLYME、m-flo、坂本真綾らジャンルに関わらず数々のアーティストの編曲を担当。
R&Bに始まり、流れるようなピアノアレンジとストリングスアレンジが特徴。テレビドラマのBGM作曲者としても引っ張りだこに。
主な編曲
モーニング娘。『真夏の光線』『乙女の心理学』
モーニング娘。20th『タネはツバサ』
タンポポ『Motto』
黄色5『黄色いお空でBOOM BOOM BOOM』
太陽とシスコムーン『宇宙でLaTaTa』
ZYX『行くZYX! FLY HIGH』
テレビドラマサウンドトラック『世界の中心で、愛をさけぶ』『おっさんずラブ』(作・編曲)
タンポポ『Motto』
中島美嘉 - 雪の華 / THE FIRST TAKE
ピアノを弾いているのが河野さん
朔と亜紀 (ドラマ「世界の中心で愛を叫ぶ」サウンドトラック)
鈴木俊介氏
ギタリスト。初期からずっと現在もなおハロプロ楽曲の編曲に携わる。
アレンジはロック、ジャズ、ファンク寄り。なんと言ってもカッコいいギターフレーズが耳に残る。ベースラインを効かせた曲も多く、自分が編曲を気にするようになったのはこの方の存在が大きい。
主な編曲
モーニング娘。『好きで×5』『ダディドゥデドダディ!』『21世紀』『インスピレーション!』『でっかい宇宙に愛がある』『浪漫 〜MY DEAR BOY〜』
『泡沫サタデーナイト!』
モーニング娘。おとめ組『愛の園 〜Touch My Heart!〜』
安倍なつみ『トウモロコシと空と風』
タンポポ『わかってないじゃない』
COLOR『Stay with me』
樋井明日香『たったひとりの君』
モーニング娘。『ダディドゥデドダディ!』
モーニング娘。『インスピレーション!』
タンポポ『わかってないじゃない』(石黒ソロ)
小西貴雄氏。
キーボーディスト。
中西圭三氏との作曲活動を経てアレンジャーとして活躍。
小西さんは明るい曲、ロック寄りの曲、バラード、おちゃらけた曲、なんでもこなす万能アレンジャー。
『ふるさと』と『ミニモニ。ジャンケンぴょん!』と『ロマンスの神様』と『Woman』がまさか同じ編曲者だとは思わないよな…
主な編曲
モーニング娘。『Never Forget』『ふるさと』『忘れらんない』『愛車 ローンで』『Say Yeah! -もっとミラクルナイト-』『愛あらばIT'S ALL RIGHT』
タンポポ『ラストキッス』『愛の唄』『たんぽぽ (Single Version)』『ONE STEP』『聖なる鐘がひびく夜』
太陽とシスコムーン『月と太陽』
中澤裕子『悔し涙 ぽろり』
プッチモニ『BABY! 恋にKNOCK OUT!』
ミニモニ。『ミニモニ。ジャンケンぴょん!』『ミニモニ。テレフォン! リンリンリン』
松浦亜弥『100回のKISS』
Berryz工房『21時までのシンデレラ』
EE JUMP『おっととっと夏だぜ!』
中西圭三『Woman』(遠山淳と共編曲)
広瀬香美『ロマンスの神様』
ブラックビスケッツ『Timing』
タンポポ『ONE STEP』
この初期のアレンジャーたちの体制に変革をもたらしたのが1999年夏のダンス☆マンの登場だ。
『LOVEマシーン』『恋のダンスサイト』『八ッピーサマーウェディング』『恋愛レボリューション21』『ザ☆ピ〜ス!』と立て続けにヒット曲の編曲を担当。
基本はファンクミュージックながらもお祭りソング的な色は強くなり、結果として初期アレンジャーたちは徐々に離れ、モーニング娘。の音楽性も初期とはまったく違う路線に変わっていった。
モーニング娘。『LOVEマシーン』
モーニング娘。『DANCEするのだ!』(ダンス☆マン編曲)
この曲もベースラインかっこいいよね。
2000年代に入り、つんく氏の楽曲量産体制が整ったこと、ヒット曲の連発により初期投資の回収が終わったこと、『ASAYAN』の番組制作体制が変わり関係性が薄くなったこと、そしてこの初期編曲者たちが離れたこと(ダンス☆マンも離れるんだけどね)、色んな事が重なっていって2002年夏のハロマゲドンに繋がっていくのだと思うが、またそれは別の話…

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