12月6日放送のAKB48が出演していたフジテレビ『めちゃイケ』を見る。

先週Twitterでも予感していたが、やはり後味は良くなかった。

10代〜20代前半の女の子たちにマイナスな感情のドッキリを仕掛けて40過ぎた大人の出演者たちが笑っているだけという、どうにも不愉快というかハッキリ言えば気持ち悪い企画。だったら見るなという話でもあるのだが・・・

復帰後の岡村さんのゴシップ紙のようにスキャンダルを揶揄するだけの傾向、上手くもないのに恋愛話をネタにしようとする傾向が顕著に現れていた。番組としても以前なら騙す側にもある程度のリスクと労力を求めていたはずだが、ほとんどがスタジオで座っているだけで何もせず終わった。

台本がどうとかAKBサイドがどうこうという問題以前に『めちゃイケ』である必要がまったく感じられない。あのひな壇に座っていた人たちが他の芸人に変わってもまったく問題ない状態だった。むしろ他のAKBとよく絡んでいる芸人さんを呼んだ方がメンバーのことを知っていて面白くなったと思う。

またドッキリを仕掛けられたAKB側にはほとんど能動的に行動する余地がなく、ただただ目の前のことに対しての反応を見せるだけという、なんとも仕掛けられ甲斐のないドッキリでもあった。あれがAKB内にもう一人仕掛け人がいて、メンバーたちの間を動く人がいたり、そこから流れを作り出そうとする動きがあれば少しは異なる展開が見られたかもしれない。

また、そういう流れを作れそうな北原さんとか倉持さんあたりの渋い古参メンバーがいなかったことも残念だった。これはそうだな…昔でいえば『めちゃイケ』で岡女をやっていた頃の矢口さんの役回りの人がいなかったというか。結果AKBのメンバーたちの深いところにも切り込んでいけない、サラッとしたドッキリになってしまっていた。


メンバーたちの反応そのものに対してはなんとも言い難い。台本の有無は論じても意味がないし、あるいは途中で疑っていたメンバーもいただろうし、正直難しい。ただ発言内容によって株を上げるメンバーもいれば下げるメンバーもいるだろう。

個人的には山本さんと武藤さんの反応が好印象だった。また指原さんと峯岸さんは完全に「向こう側」で仕事をしているなと思った。これからも業界的な繋がりでたくましく生きていくことになるのかなと思う。

宮澤さんは本来めちゃイケのメンバーが言っていたようなキャラじゃないはずなのだけど(個人的には後先考えないで周りが見えなくなる感じの熱血漢だと思う)、完全に印象操作されてしまって宮澤さんの本来のキャラが伝わってないかなと思う。

これはもう『ASAYAN』に出ていた頃からのナイナイの言葉の上っ面をさらうクセなので仕方ないといった感じか。福田さんが辞める時の「社会の勉強」の件を思い出してしまった(笑)


一つ分かって良かったことといえば、「解散」の危機を感じているメンバーが複数いたこと。古くは2010年くらいから「ブレイクのその後」に言及しているメンバーはけっこういたのだが、最近はどうなんだろうという疑問があったので。

AKBグループは地方のグループを含め色々と節目に来ていると思うので、こういう考えが見えてくることはいいのかなと思う。どんどん発信した方がいいのではないかなと。



さて岡村さんの件でもう一つ。
岡村さんの『FNS歌謡祭』での口パク問題への言及。

またかという感じしかしないのだが、これを岡村さんが昔から言っていたのならともかく、ネットでその話題がよく出るようになってからの言及だから、どうしても裏を読んでみたくなる。果たして話題(しかもネガティブな)に乗っかっているだけなのかと。

まあきくちさんのことにも言及されていたので、そういう横の繋がりの問題も絡んでいるのだろうなと。和田さんやシャ乱Qとも関係する昔からの繋がりでの発言でもあるのだろうと。『めちゃイケ』は岡女企画の頃は言うに及ばず随分ときくちさんと組んで仕事をやってきたし。

FNS歌謡祭のスタッフを見ていたら制作統括が港さん。エグゼクティブプロデューサーに石田さんがいた。きくちさんは石田班出身でもあるのだが…これはきくちさんを地上波に〜という援護射撃的な石田さんたちに向けた発言でもあるのかと思う。

まあ真相なんて分からないが個人的には口パク以前にキャスティングは気にならないのかなと思う。年末のショーレースはその年を少しは反映したものにしてほしいが、ここ数年どの番組を見てもほとんど顔ぶれが変わらない気がする。

なんかもう業界的な繋がりばかりで硬直化していることの方が問題だと思うんだけどなあ。



ちょっと今回はネガティブな発言が多くなってしまった。
まあこのテキストにしてももう少し調べないとダメだな・・・