基本的にここは1997〜1999年のモーニング娘。に1期と2期が揃っていた時期、福田さんが卒業しその後に残された7人がグループに在籍し活動した2005年まで、そしてその後それぞれの活動をする彼女たちを主に見るサイト。彼女たちの周りで輝いていた人たちにも思い入れがあったのでかなりの量のテキストを書いたと思う。
だからといって福田さんがいた頃のモーニング娘。が歌唱力が最高でチームワークも良くて・・・なんて思っているわけでもない。当時でも他に歌唱力の優れたアイドルはいたし、ダンススキルが高いアイドルもいたし、それらと比較して見てしまえばお世辞にも最高とは言えないだろうという自覚はある。ダンスに関して言えば今活躍しているアイドルとは比べるのも申し訳ないくらいだ。福田さんの自伝にもあるようにそのことは彼女たち自身も分かっていたことで、自問自答というかどこか自己批判的な部分が彼女たちにはあったように思う。
下手なりにも必死に取り組む姿勢、自分たちを「アーティストです」と言うその意識、パフォーマンスは最高ではなかったかもしれないがそういう部分も含めて「好き」だった。自分はそういう感覚で見ている。
当時とは多少は自分の意識は違うのかもしれないが好きだという気持ちは変わらない。「永遠の8人」は自分の中ではこれからも永遠なのだ。
パフォーマンス面で言うと『LOVEマシーン』から『ザ☆ピース!』期のいわゆる黄金時代も同様で、決してあの頃の彼女たちがアイドルの世界で全てのパフォーマンスの頂点に立っていたわけではない。それでもあの頃頂点に立てたのは、それまでの積み重ねや巡りあわせ、経験と運が絶妙に合わさったからだと思う。
そう考えると女性アイドルグループというのは完成形よりも、年齢とスキルとグループとしての醸成が絶妙にマッチして上昇気流に乗った時が一番強いのかなという気がした。かつてのASAYANの小室氏の言葉ではないがその「タイミング」を逃さないことが必要なのだろう。
モーニング娘。然りAKB然りももクロ然りといったところだろうか。最近のE-Girlsはちょっと特殊な例かもしれない。E-Girlsはダンスの経験値がまったく違うし、芸歴に関してもDream勢がいて幅広いので一つのグループとしてイメージを捉えるのはなかなか難しい。
そういう意味では現在のモーニング娘。は近いところまで来ているのかもしれない。あそこにしては珍しくグループとして良い感じの時にメディア対策もしているみたいだし、過去のモーニング娘。との線引きをある程度明確にしているという点も知らない人には逆に分かりやすいんじゃないかと思う。
かく言う自分も現在のメンバーの名前すら分からない状態なので、時々テレビで見かけると「あぁこの子はこういう名前なのね」と認識できたりもする。ずっと見てきた方には受け継がれてきたものが見えるのかもしれないが、正直自分は新しいまったく別グループの女の子たちが頑張っているという印象だ。
ただし楽曲だけは不満があって。これはもう主観の問題でしかないのでそれぞれの「好み」としか言いようがないのだが、やはりつんく氏の歌詞と自己主張の強いコーラスは自分は無理だ。メロディーに関しては一時期よりもかなり良いような気がするが、歌詞は相変わらずというか退化しているというか・・・ 昨今流行りの中学生の作文みたいなラブソングと同じくらい受け入れがたい(笑)
そういえばNMB48の『カモネギックス』というシングル曲はメロディーラインも編曲も歌詞もそれなりにいいと思うのだが、タイトルにもなった「カモネギックス」という単語がダメにしてしまったというか、抵抗を生んだというか、もったいないことをしたなと思った。言葉選びはそれぞれの好みがあるから難しい。
つんく氏に限らず森高さんやKAN氏も含めてあそこの人たちは歌詞に関しては独特のものがあるので、それはもうあそこの体質なのかなと諦めている部分はあるが・・・ それでももっと正当派な、いや正当派というと誤解を招くかもしれないが、地球がどうだとか人生がどうだとか少し大げさな言い回しにいくのではなく、もう少し10代20代の女の子たちに合った歌詞にならないのかなと個人的には思う(思えば『LOVEマシーンもそんな感じだが)。
まあ余計なお世話なのだろうが、素人目で見ててもったいないなと思うので・・・
『笑顔の君は太陽さ』なんてホントもったいないんじゃないかと思うのだ。ほんのちょっとのアレンジの違い、バックコーラスの入れ方、歌詞の言葉選び、惜しくて惜しくて。メロディはすごく耳に残ったんだな、見てて。あとこの曲、フォーメンションダンスって必要あるだろうか? これは批判的な意味とはちょっと違って、この曲ならもっと曲そのもので勝負できたような気もするので。かっちりしたダンスはこの曲にいらないような気が自分はするな。
なんにせよ、ここいら辺は思いっきり主観なので、それぞれの好みがあるとは思うが・・・
今回もイマイチ主旨がはっきりしない更新になって申し訳ない。ちょこちょことテレビを見ていてざっくりとした感想だと思ってもらえれば。
コメント
コメント一覧 (7)
当方、娘。メンバーでいうと保田圭ちゃんと同い年(同学年)です。
ASAYANは1996年の夏頃(L☆ISぐらいの頃)から見ていました。
「シャ乱Qロックヴォーカリストオーディション」は誰を応援するともなく見ていましたが、いつの間にか番組自体にハマっていました。
『愛の種』レコーディングから『真夏の光線』ぐらいまでは姐さんが一番好きでしたが、『ふるさと』以降安倍なつみファンになりました。
楽曲(音楽)的には『Memory 青春の光』が一番好きです。あのハモり、コーラスの美しさ、名曲です…。
長文失礼。
楽曲に対しての意見があったので、コメントさせて下さい。
自分も「Memory 青春の光」が娘。に一番あってると思っていますが、
最近ハマってるハロプロの新人Juice=Juiceの楽曲について、
どう思われているのか意見をお聞かせいただければ幸いです。
YouTube内でグループ名を検索して頂ければ視聴出来ます。
UFに限らずtoo muchよりmismatchを狙うのが、
この業界の倣いらしいです。
解りやすく言えば、ストライクを確実に取りたいピッチャーの心情。
真っすぐな釣り針では魚は釣れない、と言うところでしょうか。
昨年秋からVOCALOIDがMac対応になりました。
自分も初音ミクV3を購入して勉強してますw
ぼーっとしてる間に、
歌えないとか、ボーカルの子がいないとか言い訳しながら、
他人の楽曲を批判出来ない時代になってしまいましたw。
では。
本文にも書きましたがコメント返信は次回まで待ってくださいませ〜
日曜までにはなんとかなるか、ならないか、微妙ですがw
L☆ISも知っている方に合うのは何年振りだろうw
ということはSay a Little Prayerも知っていらっしゃるのでしょうか?
自分もあの頃の娘。の完成系が『Memory 青春の光』だったと思います。
アイドルというジャンルを超えて美しさの際立つ曲でした。
そしてあの時にしか出せないコーラス、ハモリがあり、福田さんの卒業というタイミングだからこそあの儚い雰囲気があったのかなと思います。
Juice=Juice、拝見しました。
あまり聞きこんでない上での感想です。
正直目から鱗が落ちました。
楽曲、歌詞、ダンス、グループとしての調和、すごくいいと思います。
なんだつんく氏、「やればできるじゃん」と素直に思いました。
若干コーラスとアレンジで気になる部分はありましたが、それは旧娘。時代もそうだったので許容できる範囲でした。
またそれと同時に、これはあの98〜99年くらいの娘。に近いなと思いました。
歌い方もまだ変なクセ(極端なつんく節)がついていないし、歌詞の世界観、素直な振り付け、歌唱力、どれをとってもいいバランスだと思います。ふみゆきさんがハマっているというのもわかる気がします。
楽曲的にも『LOVEマシーン』前の自分が抵抗なく受け入れていた頃のつんく氏の楽曲に近いように思いました。
『初めてを経験中』で『モーニングコーヒー』を感じ、『ロマンスの途中』で『抱いてHOLD ON ME!』を感じ、『五月雨美女がさ乱れる』で『ウソつきあんた』を感じたような。まあざっくりとした思いなんですけどね。細かくはもっと聞いてからといったところでして。あ、あと太シスのテイストもあるなあと思いました。
おそらくはつんく氏の得意とするのはこういう80年代のアイドル曲のテイストも入った曲とテンポのとりやすいダンスミュージックだと思うので、ようやく原点回帰したのかなという感じです。
まあまだ聞きこんでいないし、メンバーのこともまったく知らないので、大ざっぱな感想です。でも近年になくとてもいいと思いました。
サプライズは基礎的な土台があってこそのものだと思うので、もし業界全体でmismatch狙いだとしたら、それはもうmismatchではないのではないかと。完全な慣れというか惰性というか。逆に正当な道こそがサプライズになるのだったら、それを狙うのがちゃんとした釣り針になるのじゃないのかなと。
まあそこいら辺の入れ替えというか、切り替えるタイミングがどの陣営も下手なのかなと思います。飽きられてしまうサイクルがどんどん早くなっているので仕方ないのかなと思う部分はありますが。
>他人の楽曲を批判出来ない時代になってしまいましたw
ちょっとニュアンスは異なるのかもしれませんが、もう最近は文章書くのも怖いですね。どんどん狭まっているというか、いろんなことを気にして批判出来なくなるというか。10年前と比べれば世間は明らかに文章に対する耐性がなくなっているような気がします。書いてあることを全て信じてしまう素直さというか、グレーな部分を理解できない社会になってきたというか、曖昧に流せる雰囲気が薄くなってきたのかなと。
Juice=Juiceはもう少し聴きこんでみたいと思います。
ある程度自分の中で情報が整理できたら本文に書こうかなと。
ではでは、長くなりました。
自分はCDライブ1部の方に行きましたが
太シスとメロン記念日の出演は
今のハロプロリスナー、
特に女子中高生の反応が知りたかったのかと思います。
あと、スマイレージの「ええか!?」も
太シスのデビュー曲を思わせる感じで自分は気に入っます。