太田監督『「太陽娘と海」を探して』シリーズ完結

11年前の5人時代のモーニング娘。が出演していたドラマ『太陽娘と海』を探した追憶の旅がいよいよ終わりを向かえた。

このサイトを始めた時、いやそれ以前からずっと気にしているモーニング娘。と平家のみっちゃん、柳原尋美さん、建さん、それとスタッフの人たちが2週間合宿して暮らしたというマンションもついに明らかに

当時の話ではアパートかマンションか曖昧な表現だった暮らした場所、写真を見てみると確かにアパートともマンションとも言えるものだった。
すべての辻褄が合い、建て物を見て妙に納得する。

ここが一人一畳のスペースしかなくて、
姐さんがカオリのパンを踏んづけたり、
なっちがミカンの段ボール箱を机代わりにして布団を被って勉強したり、
お風呂やドライヤーの順番決めをしたりして、
『太陽娘と海』に出演していた子たちが暮らした場所なのだ…

平家のみっちゃんが、毎日砂が気になって気になって布団叩いたりマメに掃除していたとういう思い出。
それについてカオリが面白い発言。

「部屋に砂がどんどん溜まって大変なんですよ。でも、もう少ししたら
砂浜まで行かなくても、部屋で撮影できるようになりますね!」
               (監督のブログから引用)

さすがカオリらしい、ちょっとした逆転の発想。
こういう考え方はカオリならではで、こういうことをさらっと言えちゃうところが憎めないんだな。

カオリといえば、このマンションに泊まっていた当時に、明日香と一緒にダイエットのために海に走りに行ってたという話があった。

走りに行ったらまた砂を持ち込んだりして、姐さんやみっちゃんに苦い顔をされていたのかもしれないなぁ(笑)
そんなことを想像してみたり…


そして最終回の更新

2階建てのロンドンバスもホットドッグを売っていたワゴンも今はもうこの場にない。

そして崖下にあるSubmarine Dogの文字が剥げ落ちたポールが物悲しい。
ポールの向こうにモーニング娘。たちがメイキング撮影をした岩場が見えている…

芸能界で活動を始めたばかりの彼女たち。

監督もブログで述べられているように、とにかく一生懸命だった。
応援せずにいられなかった。

ASAYANの演出に批判する向きがあるのも分かるが、それを超えて彼女たちからは一生懸命さが伝わってきた。芸能界の荒波に立ち向かっている必死さが見えた。
誰がどう思おうと、11年前に自分はそう感じたのだ。

そしてそれが11年経った今でもここでこうしたことを書く絆を生んでくれている。
『太陽娘と海』最終回のタイトルの通り、「これが青春!」だったのだ。

そういえば明日香も辞める時に「モーニング娘。は青春でした」って言ってたっけ。
まだ14歳だったのに、「青春でした」って…


…11年前にあった青春物語。
『太陽娘と海』の思い出もだんだん人の記憶から薄れていく中で、今改めて語られる当時の思い出。
監督のブログの写真のように当時のことがモノクロあるいはセピア色で脳裏に蘇ってきた…

Submarine Dogが閉店してから久しく行っていない湘南へ足を運んでみようと思う。
11年前の風を感じに…



最後に。
体調があまりすぐれない中で『「太陽娘と海」を探して』を完結してくれた太田監督、ごくろうさまでした。そしてありがとうございました。

次は『「風の娘たち」を探して』ですね!…なんて(笑