あれから9年が経った。

こんな思い出や



こんな思い出も





今や昔。









この日はもうみんなぼろぼろと涙をこぼしていた。





そんな中、「笑顔で歌いきります」と言いきって
一人ステージで涙をこぼさなかったのが
卒業する当事者である福田明日香。







みんなぼろぼろだったのに、

彼女が涙を見せたのはステージを降りた直後だけ。





ステージ上では何度も涙を堪えながら歌っていた明日香。
彼女は自らの「歌」の世界を終えたときにこの日初めて涙を流した。


明日香を語る上で忘れられないエピソード。
本当にかっこいい14歳の女の子。

そしてそんな彼女の旅立ちを涙で見送った7人の気持ち、
せつなさが痛いほど伝わってくる。

自分の中のモーニング娘。がここにいた…



コンサート直後におこなわれた記者会見。



ここでもみんな涙が止まらなかったのに…











一人だけ冷静に受け答えする明日香。



達観の境地にたどり着いていた彼女が
一人の女の子というよりも一人の人間として好きだった。

今振り返っても不思議な魅力を持った人だったと思う。
そんなあの季節から9年が過ぎる。







この日印象的だった泣き虫さんを3人。



この頃の矢口は「泣き虫やぐたん」というあだ名をつけようかと思ったほど(笑
くちびるを噛んで涙を堪えてるのが印象的だった。



中澤姐さん。この日は泣き虫なことを周りのメンバーにからかわれていた。家に帰ってからもこの日のことを思い出して泣いていたらしい…



「いきまっしょい」のかけ声の時に明日香の手を取ろうと構えていたなっち。妹のように思い可愛がっていた明日香の卒業はかなりのショックだったようだ。またデビューから現在に至るまでの彼女の歌に対する一途な思いは、この頃に明日香と交わした歌に対する語り合いとも無関係ではあるまい。





最後に乾杯のシーンでおわかれ。(右下のスーツの手は和田マネ)



今はもう全員がお酒を飲める年。

いま彼女たちに「約束の橋」がかかっていたらどんなにうれしいことか。


ずっと昔にあった8人の物語。
思いでの中で8人が笑っている…