●『ジャンプ!○○中』に彩っぺ

特に目新しい話はないが、当時を知らない人たちにとっては刺激的な内容だったんでないのかなと。初期投資にお金がかかっていたことも、給料が安かったことも、他の芸能人と目立った交流がなかったことも、まあ当時から知られていたことなので特に驚きはない。

気になった点といえば「アイドルと付き合っていた」という質問に[YES]を出していた彩っぺだが、それは真矢とのことを言っているのかい?という疑問が。まあ真矢じゃないにせよ、当時のモーニング娘。は処女性(not現実の処女性)でとやかく言うグループではなかったので、今さらそれを聞いたところで何とも思わないが。

「アイドルに限界を感じた瞬間は?」の問いに「とくになし」と答えていたことも、彩っぺが限界を感じて辞めたわけではないことは明白なので、当然といえば当然の答えである。

それと「『ラブマ』のヒットでようやく赤字がなくなった」という話。これまた「モーニング娘。」だけを対象としている話ではない。単純に初期費用が回収出来ていればそれでいいという話ではなく(そういう考えだったら明日香の卒業に合わせたグループ解散もあり得た)、そこからさらに運用できる資金が出来て初めて赤字ではないといえる。大まかな例でいえば松浦を売り出す資金ができたことでようやく「赤字ではなくなった」のだ。それと、あの年の『ラブマ』前にデビューした太シスやカントリー、ココナッツ、三佳千夏らの初期費用がどこから出ていたのかを考えれば、『ラブマ』まで余裕がなかったことは容易に想像がつく。

ま、彩っぺの感覚から言えば全然「暴露」な話はしていないのだろうが(そもそも彩っぺが自分のことをアイドルと思っているかすら疑問)、あのくらいやってくれた方がちょっとした刺激になって良かったと思う(笑


●とある作業中…

いろいろと調べていたら、明日香が脱退の話し合いを両親と和田さんとY社長と話し合いを持ったのが98年の12月7日頃だと分かった。その後に収録したラジオ『お願いモーニングコール』の中で、明日香がなっちに対して「今まで言わなかった」話として「『抱いてHOLD ON ME!』のダンスレッスンの時に自分に自信をなくして帰りのタクシーで泣いた」と話したことって、少し気が楽になったからだったのかな、と思う。脱退が正式に決定して、ずっと我慢してきた気持ちが緩み、ふっとなっちに素が出たのかなと。

明日香が「孤独だ」って言い続けていたことにも改めてその意味の深さに気付いた。確かにあのとき抱えていたものを考えると、13歳の女の子には重すぎたんだと思う。メンバーと過ごす時間がほとんどなのに、ずっと一人で誰にも言わずに重い決断を背負っていたんだから…

なっちがそんな「孤独だ」と言う明日香を一生懸命受け止めようとしていたけど、そこには明日香が翌年まで絶対にメンバーに言えない秘密があり、それがなっちに甘えられなかった薄い壁だったのだと思う(まあ、明日香が素直に甘えるとも思えないが)。

…今、当時のASAYANをちょこちょこと見返しているのだが、やっぱり面白い。ASAYANそのものも面白いが、その裏にある物語も時が経って相当の部分で分かっているから、いろんな妄想が出来て楽しいのだ(笑