先日『太陽娘と海』で演出補をされていた方のインタビューを紹介した。
http://www.fjmovie.com/main/news/2006/news09_sbf_interview.html
故柳原尋美さんの思い出や当時の撮影秘話もあったので紹介したのだが、その新たに撮ったという映画『海と夕陽と彼女の涙 ストロベリーフィールズ』を見てみた。
http://sbf.goo.ne.jp/

まず役名を聞いて驚いた。
主人公は夏美、その同級生役にマキ、理沙、美香。
最初「美香」が「リカ」に聞こえてしまったのでのっけから妄想爆発する。

さらに映画は交通事故で夏美が同級生を失ったことから始まった…

映画自体は演出に疑問を持つ部分もあったが、それなりに楽しめたという印象ではある。が、ロケ地田辺市の風景の美しさは伝わってきた。

また、死んだ同級生が「最後に夕日を見たかった」と水平線に沈んでゆく夕日を見に行こうとしたり、夕日に向かって叫んだり、最後のシーンで青空のもと草原でシャボン玉をふいていたりと、事情を知るものにとっては何かとあの頃を思い出してしまうシーンもある。また、夏美がカメラを回しているシーンでは、どうしても尋美さんがカメラを回している姿を思い出してしまい切なくなってしまった。

インタビューでの「もうあの子がいないってことを考えるとね、彼女の存在ってなんだったんだろうって考えるんです。きっと生きている人が尋美の分もしっかり生きなきゃいけない。思い出を胸にがんばらないといけないと思えるんです。『ストロベリーフィールズ』はそんな気持ちを込めて作ったんです。」という気持ちは充分伝わってきた。

もしあの頃に少しでも思い出や思い入れがある方は見てみることをお薦めします。いろんな感情が混ざってしまって、自分はうまくこの映画の事を伝えることができそうにないので…



明日から7月。あの事故からもうすぐ8年が経ちます…