Submarine Dog

最近はほぼほぼツイッターでのつぶやきに移行してます。
https://twitter.com/ikedaya1298
@ikedaya1298

このブログは2002年から続いているものです。
書いた当時の気持ちや考え方は今は変化した部分はありますが
当時の情勢や空気感を残しておくためにそのままにしてあります。
その辺ご理解の上お読みいただければと思います。

〇玲里さん

彼女のライブは万人にお薦めできる完成度の高いライブ! いつ見ても圧倒されて、こんなにいろんな才能溢れている人が世の中にいるのだと感嘆してしまう。
玲里さんはギターとピアノ両刀使い、ライブ中にポジション換えてどちらも見事な演奏を披露。時にはエレキギターも弾くしカズーやシェイカーも器用に使いこなす姿がカッコいい。

玲里さんの楽曲と歌声と演奏もさることながら、いつも難波弘之さんがピアノサポートに入っていてライブを楽しませてくれる。

難波さんは山下達郎バンドにも名を連ねる方で、ご両親も音楽家であり、時には大学で音楽講師を務め、時にはSF小説を発表したりと、これまた多才であり造詣が深い方。音楽界での横の繋がりも広く、そのため玲里さんのことを子供の頃から知っているミュージシャンの方たちもたくさんいらっしゃるようだ。

あ、玲里さんは難波さんの娘さんでして。
そういう訳で彼女のアルバムには錚々たるアーティストたちが参加しているし、またそういった方たちに囲まれて育ってきたそのバックボーンとでもいうか、玲里さんのライブを見ていると音楽の広がりと奥行きの果てしなさを感じる。

幼少期の頃から「こんな音楽が聴きたい」とか好みを言うと、音楽家であるお爺ちゃんお祖母ちゃんが「じゃあ、これを」とすぐに見合ったレコードやCDを出せるような環境で育ってきたことは計り知れない音楽的才能を培っているのだなあと。

自分は音楽的な専門知識は持ち合わせていない素人なので抽象的な説明になってしまったが、ホント見られるうちに見ておいた方がいいですよと。達郎さん周辺ということで、メディア露出に関してはそんなに積極的ではないだろうし、ぜしライブで!(「ぜし」は彼女のお決まりの言い回し)

たまにフリューゲルホルンのYUHKIさんという方がサポートに入る時があり、玲里さんの歌声とのマッチングがたまらないので、そこもまたぜし!

玲里 New Album 『OPEN WORLD』試聴

<参加ミュージシャン>
難波弘之 / 土屋昌巳 / 織田哲郎 / 北島健二 / 佐橋佳幸 / 吉良知彦 / 日下部 Burny 正則 / 徳永暁人 / 安部一城 / 宮里陽太 / YUHKI / 忍田耕一 / 伊藤広規 / 小室和幸 / 松本慎二 / 根岸孝旨 / そうる透 / 屋敷豪太 / 高橋 Roger 和久 / 森信行 / 小笠原拓海 / 飯尾芳史 他



〇マリモキウチさん

サポートを入れてのバンドライブ、エレキギター弾きマリモさん。
去年初めて音源を聴いて一発で好きになる。記憶に残る声質、メチャ好みです。
高いところで通す無機質ながら可愛い声が魅力的!と思いつつ、低音もエッジが効いていて高音域の無機質な感じにプラスされ複雑な声質を作る。

楽曲はロックを意識した作りであり、また自分としては耳に馴染んだ古くはレベッカ、最近ではチャットモンチーあたりを彷彿とさせテンションが上がる。

ライブは対バンの持ち時間に目一杯楽曲を詰め込み、MCは必要最低限(gee-geのライブで7曲詰め込んだことも!)。バンドメンバーたちとほぼほぼノンストップで走り続けるのもまた嬉しい。一転ステージを降りると、笑顔柔らかく人懐っこい感じもあってそのギャップに驚きます。

実は日本最高学府に通い(通っていた?)、帰国子女で英語も余裕という彼女。ヴァイオリンやピアノも弾けたりもしちゃうとかなんとか(他にもいろいろ出来るのかもしれない)。歌詞は詩的であり、また難しい単語は使わずどこか硬質で抽象的な表現もあったり、自分はとても好きな世界観。

ミニアルバム『ヘッドホンを外して』のプロデューサーとMixは明石昌夫氏。初期のB'zやZARDなどビーイング系のアーティストの編曲やプロデュースを多く手がけた方。

明石さんはMANISHやMi-Keの複数曲、キタキマユさんの『ドゥー・ユー・リメンバー・ミー』なども手掛けていたというから、それらが好きだった自分としてはそりゃマリモさんのアルバム気に入るわけだわ、と妙に納得。しばらくこのアルバムばかりリピートしていた。

ライブのサポートメンバーもみんな若いけど気さくでイイ感じ。若いバンドマンにありがちなツンケンしてスカしてる感じもなく音楽好きな感じが出ていて楽しそう。

マリモキウチ『トケル』




〇はらかなこさん

ピアノインスト・はらかなこさん。
こんなに楽しそうなピアノを弾く方を見て、初めてピアノインストを聴く楽しさを知る。「歌うピアノ」とも称されるその演奏は流れるようでポップでさらに情景まで伝わってくる。はらさんもいつも笑顔で弾いていて、サポートの方たちとの呼吸の合わせ方ややりとりも楽しい。

とにかく「楽しい」のだ。2時間超えのワンマンを聴いていても全然飽きない。ピアノインストでだよ!

ベースとなっているのはクラシックの世界とのことだが、実は以前はサザンオールスターズのコピーバンド・いとしのエリーズでピアノを弾いていたとか。いとしのエリーズの「リアル原坊」としてご活躍とのこと。

サポートにはドラムやベースのサポートが入っていることも多く、ジャズ的な要素を感じることも多い。はらさんもピアノの他にドラムやトランペット、トロンボーンなども弾けちゃったりして、その多才ぶりに驚く。

たぶんこの先ピアノインストというジャンルを一変させていくのではないかと、そんな期待を感じさせてくれる彼女。昨年はところどころで催し物のオープニングアクトを務めていらして、「OAはピアノインストのはらかなこ!」という流れもこの先できそうな感じ

Brand new day


Rydeen / YMO cover




〇犬塚ヒカリさん

現在高校2年生のギター弾き語りシンガーソングライター。

なんといっても彼女の声のインパクトは強い。まずその力強さに驚き、そして低音の響き、高音の繊細さ、そして最近では全体としての柔らかさもある。

ライブはオリジナルオンリーでその世界観も独特。時に幕末の遊郭を感じさせるような曲もあり、時に地中海の海岸線を感じさせるような曲もあり、また聴いているこちらがドキッとしてしまうような大人っぽい曲もあり、最近の同年代の子たちが作っている曲とは方向性が違う(もちろん身近なことを題材にするときもあるが)。

好きな歴史上の人物を佐々木只三郎(幕末・京都見廻組の武士、一説には坂本龍馬の暗殺犯)と言っちゃうあたり、また行きたかった場所が銀山温泉(大正の風情漂う山形の温泉)だったりと、その感性は本当に面白い。

彼女もまたピアノやトランペットといった複数楽器を出来るとのこと。まだ披露したことはないけど、いずれ見てみたいものだ。

ワニ好きな犬塚さん、いいなあと思うのはお客に媚びないこと。同年代のSSWたちは自分アピールが強くファン(お客)にあれしてこれしてというお願いが多くちょっと引くこともあるけど(もちろんそういう姿勢も必要だが)、彼女は例えばバースデーワンマンとか話として出すと「プレゼント催促してるみたいで恥ずかしい」的な反応なので、その辺の感覚がホントいいと思う。芯というか筋がピシッと一本通っているというか。

なんかこう濁ってきた自分の感性の清涼剤的な感じでもあるのかな。ぶれない真っすぐさが清々しい。ちょっと話しても本質の部分を的確についてくるしね。

いつも実年齢より上に見られることをちょっと気にしてるけど(小学5年のときに大学生に間違えられたらしい)、それこそ大学生の頃にはバランスのとれた素敵な女性になってる気がする。そしてその頃には大きな飛躍が待っていそうな気配もビンビンと。

犬塚ヒカリ『東京の果て』




ちょっと時間の都合でこれ以上書けなくなったけど、

やはり歌声が特徴的でエッジの効いたハイトーンボイスと、記憶に残るメロディーラインが秀逸な「福永実咲」さん。

名古屋を地盤に活動してこれまた声質が特徴的でキャッチーな楽曲、昨年末にはZepp Nagoyaでもやった「こんどうゆみか」さん。

やはり愛知出身、今年メジャーデビューを果たしてテレビでもたびたび見かけたハッカドロップスのマイさん。

いつもニコニコ、ベイスターズ好き、相撲好き、サポートバンドもいつも楽しい綺麗なお姉さんSSW「Ruca」さん。

根底にはR&Bがあるというボーカルminaさんと、編曲やってニュース映像風な週刊番組まで作ってしまう器用なベース・akkiy3からなるメロメロキュンキュンmusicな二人組「Lxenta」。

キュートな歌声・図司純子(Vo/Pf/Key)さんと超絶ギターテクの河嶋晃一(Gt)さんの2ピースバンド「Eidy」。

いつも明るく元気をくれる別名コミュニケーションモンスターこと「一ノ瀬愛実」さん。

個性豊かな楽曲とステージング、時にポップ、時にデス!、誰にも真似できない独特な世界観を展開するマキアダチさん!


他にもまだまだいっぱいいらっしゃいますが、楽しいライブをみなさんしてくださって感謝感謝でございます。

あ、今年はPEACE$TONEはどうなるんでしょね〜
TERRAさんの喉の調子も気になるし、福田のasukaさんも歌うのか気になるし、3人組(という表現でいいのかw)がどういうかたちで融合していくかは今年にかかってるだろうし、やまんchangのサッカーユニホームも気になるし(え?w)、AIさんはキーボードで参加するのか?とかねえ。

今日はこのサイトを立ち上げてから14年ということで、特にお題はないもののつらつらと書いていこうかなと思います。


・娘。さん界隈

初期の8人とその8人が関わったメンバーたちを見ている自分は最近は特に動きはありません。結婚や出産といった報告はめでたいと思うものの、正直プライベートなことに特別関心があるわけでもなく、またゴシップ的なことも「それで?」としか思わないので、<待ち状態>でしょうかね。

来年の20周年に向けて資料整理をぼちぼちと、またあの時代をリアルに見た一人として一次資料の維持と拡散、後世からの都合のいい史観と捏造に歯止めをかけるものを少しでも残せればいいかなと思っています。

あとは、20周年でどれくらい再集結できるかが一番の関心事になるかな。
最も愛しその後の展開に夢を抱かせてくれた『Memory青春の光』がオリジナルに近い形で再現されることが自分の18年来の望みなので・・・


・PEACE$TONE

娘。さんの20周年に関してやっぱり切り離せないのは福田さんの話しだと思います(彼女本人がどう捉えているかはまた別の話として)。

ブログの更新が止まったり、いつPEACE$TONEに歌いに戻ってくるか分からない所はマイペースな彼女らしいんですが(笑)、まあそこは子育てに奮闘している真っ最中でしょうからまた気長に待ちたいと思います。

今年はPEACE$TONEのブログの「歌の成り立ち」シリーズで知ることの出来なかった時代が少し見えたので嬉しかったですね。

グループとしてはボーカルのTERRAさんが倒れたことが心配です。TERRA&ASUKAの二人の声ありきで見てきたので、現状二人の声が共に未知の領域にあることは正直やきもきというか、声渇望性とでもいった感じです。

去年グループに入ったayumi・えっちゃん・ayaの3人が今年はずっと路上ライブ等を行って練習を積んできたので、いざ6人揃ったときにどうなるか楽しみですね。

新たな音源も制作中とのことなのでそれもこの1年中に出るんじゃないかなと待ちわびています。


・カントリー娘。

『太陽娘と海』から18年、尋美さんが亡くなってから17年、りんねが牧場から去って14年の歳月が過ぎました。

彼女たちのその後というのは小林さんから聞くか、あるいは太田監督から思い出話を伺うかといったことに情報は限られます。

それでも一昨年にはりんねと小林さんの再会もありましたし、彼女たちの心の交流が続いていることがなによりも嬉しいです。彼女たちもいつかまた!ですね。

『太陽娘と海』や『モーニング刑事。』で娘。や尋美さんと仕事をされた太田監督も精力的に活動中。このブログやツイッターでは極力政治的な発言はしないと決めているので(いけだや名義ではやらない)なかなかコメントをする機会がありませんが、情熱が衰えるどころかますます燃え盛っていて次回作への期待も高まります。

太田監督の作品に出るとブレイクする説、前作『向日葵の丘』で主演された芳根京子さんでまたまた証明されました! 芳根さん、今クールは朝ドラの主演です!


・音楽あれこれ

ここ数年はけっこうな数のライブを見てきて、いろんなアーティストの方々を知ることが出来ました。

自分の好みは自分でも分からないと思っていたんですが、楽曲・声質・ステージング・スタンス+歌詞&ビジュアル(容姿というよりも雰囲気)の微妙なバランスなのかなと自分勝手に思っています(笑)

ステージは緊張感を感じさせつつ真摯に向き合う感じ、スタンスは媚びすぎず適度な距離、歌詞は湿っぽい恋愛ソング&妬み嫉みソングばかり歌うのは勘弁してほしい、ってなところは基本ですかね。

その上で楽曲だったり声質の個人的な好みで「イイ!」と思うアーティストが決まってくるんじゃないかなと。

ここ最近のお薦めは
犬塚ヒカリさん、Eidy、はらかなこさん、福永実咲さん、マリモキウチさん、玲里さん、Lxenta・・・
他にも一ノ瀬愛実さん、こんどうゆみかさん、由利華さん、Rucaさん・・・

挙げていったらキリがないので止めておきます(笑)

まあ20年前のGirl Popブームが自分の中で再来しているようなもので、気持ち的に盛り上がってるのは間違いないです。


・Girl Popブーム

20年くらい前のブームの時は(だいたい1995年前後か)安室さんが出て、続くSPEEDの登場によって女性シンガーとアイドルの境界線がより曖昧になっていったような記憶があります。

98年デビューの初期のモーニング娘。もアーティストとアイドルの境界線をまたいでいるような状態だったと思います。当時のメンバーたちは「アーティストでありたい」と思っていたのは間違いないでしょうが。

昨今のアイドルとアーティストの線引きが曖昧になってきているのも似たようなものなのかもしれませんね。

どちらかの界隈のブレイクと衰退によって音楽業界のお金や人の流れが変わるでしょうから、それによって似たようなサイクルが生まれてくるのでしょうか・・・

この話、掘り下げていけば面白くなるかもしれないので、少し調べてまとめてみます。


・また長くなってしまった(笑)

飲みながら書いていたら長くなってしまったのでこの辺で。

来年の15周年の頃にはいよいよあちらが20周年。

面白く且つ感慨深い時になればいいですね・・・

少し前の小岩での刺傷事件、コトの是非は論じるまでもないのだが、マスコミや音楽業界、さらにはサブカル界隈まで、それぞれに都合のいい解釈や逆に自らの界隈を必要以上に自虐する話もあって少し辟易していた。ちょっと落ち着いてきたので、シンガーソングライターのライブを主に改めて少し考えてみる。

まず事件で被害にあわれた方の肩書き、最初はアイドルとして報道されていたかと思えば、後になってシンガーソングライターやタレント活動している女子大生等、初期報道に対する批判からその表現が徐々に変わっていった。

報道としては「アイドルとその狂信的ファン」という図式に落とした方が視聴者の興味を煽りやすいのか、間違いなく先入観を持って取材をしているように感じられた。ろくに実態を調べもしないで初期報道され、それを鵜のみにして自称TVコメンテーターたちが訳知り顔で「ああだこうだ」述べておられた。

マスコミの取材不足や先だっての海老蔵氏の奥さんの件に見られるようなモラル低下を嘆く向きもあるようだが、自分としては以前からこの程度のものだと思っているので、目くじら立てて怒る気にもならない。「芸能人と芸能マスコミは持ちつ持たれつ」などと言って自己正当化している方たちに倫理観や綿密な基礎取材など求めても彼らは笑って流すだけだろう。

むしろ今は一億総評論家の時代なので、批判が表立ってくるだけ以前よりマシな気がする。少なくとも彼らは自分たちと違う倫理観を持った人種がいることくらいは理解できるだろうから。肩書きの報道の変化はその表れだと考えている。


さて、被害者の方がアイドルだったか、シンガーソングライター(以下SSW)だったか、はたまたさらに違うのか、事件の途中からそれが問題視されていたが、果たしてその肩書き論争は重要だったのだろうか?

今回の事件はアイドルやSSWの世界に限らず、スポーツ選手や演劇の世界にだって十分起こり得ること。さらにいえば、ごく普通の一般的な生活にだってこれは潜んでいる問題だ。応援をはき違えたストーカー的疑似恋愛、事件にはならなくともけっこう身近に潜んでいる。

部活やサークルの現役生にまとわりつくOB、女性タクシードライバーに執着するサラリーマン、カリスマ美容師のほめ言葉を真に受ける人・・・ 片や仕事だったり組織の中に身を置いている人たちと、片やそこにプライベートを持ち込もうとする人たち。

事件への遭遇確率*1 という差はあるだろうが、要はそこの公私の違いをどう理解し、させていくかが問題だ。根本的なところは加害者側の精神的な問題にあるのは間違いないが。

アイドルやSSW界隈でいえば、大きな組織にいてスタッフが多数回りにいるような人はごくわずかだ。多くのタレント・アーティストが1対1に近い形でお客さんと向き合うのが現状だ。

大きな盾を望めない以上は一部のコメンテーターと同じ話になってしまうが、普段の防衛アンテナを鋭くする必要はあると思う。

話しかけてくる内容であったり、観覧態度だったり、あるいは最近でいえばSNSの内容をチェックしてみるのもいい。*2


そういえば最近こんなことがあった。

あちこちのSSWのライブに足を運んでいるある人の話。
ツイッターで「誰それのライブに何回足を運んだ」とかやたら回数の話、感想は「凄かった」とか「良かった」ばかり。なんだかなあ・・・
ある対バンライブで前にいる人がしょっちゅう後ろを向いて物販席にいるアーティストをちらちらチラ見、落ち着きがない。気が散るなあ・・・
ライブ終わりに物販ブースでもその人が近くにいて、聞こえてきた名前はその回数自慢の方だった。

音楽を聴きに行っているはずなのに違う事が目的になってしまっている人がSSW界隈にはいっぱいいる。アイドルは「会う」ことが最初から目的になってる部分もあるので最初からその対応を求められるが、SSW界隈は「歌を聴く」ことが会うことへの免罪符みたいになっている人もいるのでむしろ性質が悪い。

もちろん物販に寄ったり、アーティストと交流を持つことは、SSW界隈のライブ要素の一つではあるが、音楽という肝心な部分が音楽以外への「手段」になってしまっている人がけっこういるのが現状だと思う。

また「物販命」になっている様なSSWもいる。都合が悪くなるとアイドルを装って発言し、時にはSSWを名乗ってサブカル界隈に食い込みイベンターを気どっているようなタレントさんまでいる。商魂逞しいといえばそれまでなのだが、こういった方たちのなりふり構わぬ戦術は純粋に歌が好きで話すことが苦手なSSWたちにとっては対バン上かなり迷惑だと思う。

客層が違いすぎるし、物販より歌を聴いてほしいと思っている人もいるし、アイドル的対応を求められることに苦慮する人もいる。またお客の方もグッズや複数枚のCDの購入に興味を持たない人もいるし、ライブが終わったらサッと帰ってしまう人もけっこういる。

このようにお客とアーティスト、それぞれの目的や思惑が相当異なっている中で行われているのが現状の対バンSSWライブだと思う。

ひとくくりにSSW界隈といってもアイドルライブと一緒で一概に表すことはできないフリ幅の広い世界。それをライブハウスに足を運んだこともない方たちがテレビで知ったようにあれこれ言っているのは滑稽としか言いようがない。

もちろん自分の知っている範囲もごく狭い一部分でしかない。
また、ライブ終わりにサインを求めている自分も他人様のことは言えないと思う(笑)*3

でも少なくともあの事件が報道された時には、いろんなことがちぐはぐで的を射た話を見かけなかった。けっきょくあれ以降もライブ現場は何も変わっていないし、セキュリティ上何が強化されるという話も聞かない。

被害者の方が意識が回復されたということが救いだが、今後どうしていけばいいのかは先が見えていない。現状維持でいけばいいのか、枠組み作りが必要なのか、それは音楽という「芸術」の世界の事でもあるので「型はめ」には慎重になるべきだが、どうしていけば楽しい世界になるのか答えは出てこない・・・


思いつきで言うならば「棲み分け」は強くするべきなのかなと。
よく対バンのブッキングで疑問をもつことがあるのだが・・・
ブッキング担当者がアーティストのライブへの考え方や曲内容、客層等をきちんと把握してアーティストにメリットのある形でライブを組むだけでも、少しはお客からのリスクは軽減するかなと。新規開拓が減る可能性はあるが、それ以上に意図しない(歓迎できない)お客がつく可能性もあるので。

また、各アーティストの持つ要注意人物の情報を共有できるようになれば、それもリスク軽減にはなるのかなと。これはアイドル・SSW界隈問わず、ライブ会場での迷惑行為を繰り返す輩の把握にも繋がるので意味は大きいような気がする。それをどうセキュリティに生かしていくかは考えなくてはならないが。

ここまで色々と考えてみたが考えまとまらず・・・
まあここは自分が意図しない客にならないよう戒めて、もう少し考えてみることとしよう・・・


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*1 不特定多数の人と接する機会に差があるので
*2 先日の事件の被害者の方は危険を察知して警察に相談されていたという。警察対応に関してはまた別角度の検討が必要だと思うが今回は界隈の話で
*3 ライブに取り置きで行くとチケットがない場合が多いので、セットリストも書いて頂いて後の記念と記憶になるようにしている。まあ話しかけるの苦手なので、一つのきっかけ作りの側面もある(汗

hiromi1


1999年の7月16日から17年。

思えば彼女がこの世で過ごした時間と変わらない年月がもうすぐ経とうとしている。

遠い記憶と変わらぬ思い。

今年も雨は降らず、帰りがけには日差しが差し込んできた。


今日はあの頃の仲間が歌っているとのこと。

17年目にしてこの日に歌うのは初めてだとか。

歌うことを夢見ていた彼女が笑っている姿がふと浮かんだ。



また1年が過ぎていきます。


1996年5月11日、『ASAYAN』コムロギャルソンの札幌オーディションに石黒彩が参加。SUPER MONKEY'S 4『DANCING JUNK』を歌い予選を突破、東京のスタジオ審査に進む。


今から20年前の出来事。
『ASAYAN』発のモーニング娘。というグループはまだ影も形も見えず、オーディションに参加した多くの女性が「歌手」という夢を漠然と追っていた時代。石黒さんはまだ地元でベースを弾いてライブハウスに出入りしていた。

石黒さんがオーディションで歌ったSUPER MONKEY'S 4*1というグループはご存知の方も多いと思うが安室奈美恵さんが元々所属していたグループで、メンバー全員が沖縄アクターズスクール出身。安室さんは前年のスマッシュヒット連発、そして96年の立て続けのミリオンヒットによりアムラー旋風を巻き起こしていた。

『ASAYAN』は安室さんの楽曲プロデュースをしていた小室哲哉氏がオーディションの監修をし、そして安室さんのレコード会社だったavex(ひいては代表のMAX松浦氏)がスポンサーにについていたため、彼女に憧れた多くの同世代の女子たちがオーディションを受けていた。*2

その頃はアイドル氷河期と言われる時代が終わった時期であり、また音楽シーンではGIRL POPが隆盛を極めていたこともあって、「アイドルになりたい」「シンガーソングライターになりたい」という目的はあまりハッキリとはせず、「華やかな世界で歌を歌いたい」というような子が多かったのではないかと思う。

ビジュアル系・ロックテイストが好きだった石黒さんが、アイドルっぽい曲でオーディションを受けることに違和感を感じない、そんな曖昧さをすべて飲みこんでしまうだけの活気も当時の音楽業界にはあったのではないかと思う。*3

ちなみにCDが最も売れたのは1998年*4。初回盤もタイプ別もなく、一人が1枚だけCDを買うことがほとんどの時代にこれだけ売れたということは、現代のミリオンとは認知度とその拡がりにおいて大きく意味が違うことは認識した方がいいだろう。


20年前とはそんな時代。

来年に向けたさわりとして、ちょっとだけ前時代を振り返ってみた。



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*1 グループの変遷は以下の通り
SUPER MONKEY'S<安室奈美恵・牧野アンナ・澤岻奈々子・天久美奈子・新垣寿子>
SUPER MONKEY'S 4<安室奈美恵・澤岻奈々子・天久美奈子・新垣寿子>
安室奈美恵 with SUPER MONKEY'S<安室奈美恵・澤岻奈々子・天久美奈子・松田律子・宮内玲奈>
牧野アンナは脱退後沖縄アクターズスクールのチーフインストラクターへ転身、後にAKBグループの振り付けやダンスレッスンも担当するようになる。
新垣寿子はやはり沖縄アクターズスクールに帰還、後にスクールを立ち上げ牧野と共にAKBグループの振り付けを担当するようになる。
澤岻奈々子・天久美奈子・松田律子・宮内玲奈の4人はMAXを結成。

*2 96年の7月7日には飯田圭織が『ASAYAN』の小室オーディションの札幌予選に参加。やはり安室奈美恵の『Body Feels EXIT』を歌っている。「小室さんの彼女にして下さい」という迷言を残した。
*3 何しろ石黒さんは鼻ピアスだしね!
*4 1994〜1999年が日本でCDが爆発的に売れた時代と言われている(NHK・Eテレ『亀田音楽専門学校シーズン3』より)。

アクセスがこちらに来てしまっているので。

ニュースになったPEACE$TONEのasuka(福田明日香)さんのブログは
こちら⇒http://ameblo.jp/asukafukuda-official/

私いけだやの更新は最近はもっぱらTwitterで済ませてしまっています。
PEACE$TONEのライブに行った感想等もそちらでやることが最近は多いので、もし良かったら覗いてください。(たぶん横のどこかにリンクがあると思うw)

今は福田さんは産休中ですが、いずれ歌う機会も訪れるかと思いますので、その際にはぜひライブにも足を運んでください! もちろん福田さんが産休中の今も、PEACE$TONEは元気なメンバーたちが音楽活動やってますのでそちらもぜひ!

ちょっと前にTwitterの方で呼称の話が出たのでその辺から少し話を掘ってみようと思う。


例えば、モーニング娘。のメンバーの呼び方。

ASAYANに出た1997年から1998年くらいは自分は苗字呼び捨てだったんじゃないかと記憶している。番組のナレーションと和田マネやつんく氏が番組内で呼ぶのに慣れて、おそらく呼び捨てで呼ぶことに何も違和感を感じていなかったと思う。

それがちょっとのめり込んでいくとあだ名や下の名前で呼ぶことも増えていった。

自分の各メンバーの呼び方の変遷をちょっと振り返ってみよう。
あんまり自分はセオリーな過程ではないと自覚はしている(笑)

・中澤裕子
  中澤→姐さん→中澤さん

・石黒彩
  石黒→彩っぺ→石黒さん(彩っぺ)

・飯田圭織
  飯田→カオリ→飯田さん

・安倍なつみ
  安倍→なっち→安倍さん

・福田明日香
  福田→明日香→福田さん→asuka(福田さん)

・保田圭
  保田→やっすー→圭ちゃん→保田さん

・矢口真里
  矢口→真里っぺ→矢口(矢口さん)

・市井紗耶香
  市井→紗耶香→ちゃむ→紗耶香→市井さん

・後藤真希
  後藤→ごとぅ→後藤さん

・石川梨華
  石川→石川さん

・吉澤ひとみ
  吉澤→よっすぃ〜→吉澤さん

・辻希美
  辻→辻さん

・加護亜依
  加護→加護さん


記憶が定かではないが2010年くらいを境に敬称を付けた苗字呼びにしていると思うので、現在はみんな「さん」付け呼び。そりゃあ歳月が経てばメンバーも自分も年を取るわけで、やっぱりあだ名で呼んでいたり下の名前で呼んでいるのがしっくりこなくなる。

親しみがなくなったとかではなく、普段の生活で「ちゃん」付け使ったりあだ名で呼び合うことが少なくなることからの違和感とでもいうか。

これがもっと遠い存在のスポーツ選手とか政治家だったりしたら呼び捨てでもそんなに違和感は感じないかな。もちろんいざ面と向かった時に呼び捨てにすることはないと思うが。

友人・知人ではないがまったく知らないわけでもない。その微妙な距離感が「さん」付けになった理由の一つではあるかもしれないな。


ただ矢口さんだけはなんだか「矢口」の方が今でもしっくりするので使ってしまう(笑)
これは長らく他のメンバーたちから「矢口」と呼ばれていたこと。テレビに出ても「矢口」と呼ばれていることが多いこと。それらが理由ではないかなと思う。

あ、あと石川さんだけは初期からずっと石川さん(笑) なんだろね、当時はお嬢様っぽい雰囲気というか、ネガティブなキャラクターでやってたからかな? 


福田さんは難しくて。
モーニング娘。脱退後とPEACE$TONEでの活動開始までの間は、基本的に14歳のままの姿しか知らないので娘。のイメージを引きずって長らく「明日香」。

PEACE$TONEの活動開始くらいからは「福田さん」と呼んでいたけど、グループとしての活動名義は「asuka」なので、ここからちょっとすっきりしないことに(自分の気持ちがね)。

「asuka(明日香)」と呼んでしまうとどうも娘。時代を連想してしまうというか、そこのイメージは感じてしまって。だから大人になって一人の歌手の女性としては自分は「福田さん」と呼ぶ方がしっくりしてしまうのだ。

かといって「asuka(明日香)さん」と呼ぶのもなんか違う気もするし、なんか自分の中で落としどころが見えていない。いっそプロデューサーのAIさんみたいに「asuぽん」とでも呼ぶか(笑)

まあ外から見たらどうでもいいって話ではあるんだろうけども(笑)


ただこうしてある時を境に「さん」付けで呼ぶようになってからは若いアイドルさんとかも基本は敬称付けて呼ぶようになったので、他の方があだ名等で呼んだり書いたりしているのを見てもまったく誰だかわからなくなるという(笑)

そういう意味では「現代用語の基礎知識」だか「イミダス」だかに載った「なっち」という呼び方は偉大だったな。多くの人が「なっち」で安倍なつみと分かる時代だったんだから。

今はさすがにそこまでの知名度のあるあだ名を持ったアイドルっていうのはいないのかな。Perfumeなんかはあだ名が活動名義だしね、微妙にちょっと条件が違う。
あ、「たかみな」と「こじはる」はけっこういい線かもしれないな。


もう一つ迷うことといえば、一人ユニットの方たちはどう呼べばいいのか問題(笑)

T.M.Revolutionなんかは「西川さん」という名前が浸透しているからそれでいいが、例えばSuperflyは「越智さん」と呼んでまわりにどれだけ伝わるのだろうか。

また最近自分が応援しているハッカドロップス*1というユニットもマイさんという女性一人だけなのだが、ライブ会場とかで呼ぶときに「ハッカドロップス」と呼ぶのがいいのか、「マイさん」と呼ぶのがいいのか、はたまた「ハッカドロップスさん」と呼ぶのがいいのか、迷い所である。


そんなことを考えた2月の寒い一日でございました(笑)
たいしたことではないのかもしれないけど、たいしたことないから逆に悩むというかね・・・


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*1ハッカドロップスのプロデューサーは多保孝一氏で、多保氏はSuperflyの元メンバーでありコンポーザー・アレンジャーである。

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